寒い日が続いてくるとふと鍋料理がたべたくなりますよね。
この季節の飲み会、忘年会や新年会などにも鍋料理はつきものですよね。
「鍋料理」ときくと色々な鍋料理が思いつくと思いますが、実は毎年その年のトレンド鍋というのがぐるなびから発表されているんです。
トレンド鍋なんて聞くと気になりますよね。
ぐるなびが発表した2019年のトレンド鍋は発酵鍋です。
どんな鍋なのかぐるなびがノミネートしているトレンド鍋を交えながらご紹介します。
Contents
「トレンド鍋」って?
毎年、株式会社ぐるなびから発表される「トレンド鍋」。
まず「トレンド鍋」って何なのか?ご存知ない方もいらっしゃるかもしれないので簡単に説明しますね。
トレンド鍋とは、食のトレンド、世相、ぐるなびのビッグデータ、アンケート調査などを元にぐるなびが独自に選定しているものです。
2009年から毎年、その年の鍋を発表しているんです。
ご存知でしたでしょうか?
今年の2019年トレンド鍋は『発酵鍋』に決定しました。
発酵鍋とはどのような鍋をいうのか気になりますよね。ではさっそくチェックしていきたいと思います。
トレンド鍋2019は発酵鍋に決定?
近年毎年ぐるなびから発表されるトレンド鍋ですが2019年9月4日に今年のトレンド鍋が「発酵鍋」に決まったと発表されました。
発酵食品は体に良いと近年注目を集めています。
発酵食品は、代謝を促すことによる美容効果、防寒効果や、腸の働きを整えることによる風邪対策、免疫力アップなど期待できるといわれています。
ぐるなび広報グループの康松美沙氏がお話されたことを下記に紹介しますね。
健康ブームも後押しし、年々高まりつつある発酵食品の注目度。それはデータからも明らかで、納豆の市場規模、チーズの総消費量は2018年度に過去最高を記録している。また、ぐるなびデータライブラリでも「発酵」の検索頻度がここ2年で4.5倍に膨れ上がっているようだ。こうした世間の発酵への関心の高さから、この冬のトレンド鍋に「発酵鍋」が選出された。
なお、発酵鍋は「増税対策」にもなると康松氏は強調。
「発酵食品で代謝を促すと、美容に効果があります。また腸の働きを整えることで免疫力がアップするので、風邪の対策にもなる。美と健康を保てるので、化粧品や風邪薬に充てていた金額を浮かせることができます」(康松氏)
「発酵鍋」とは?
「発酵鍋」は、味噌や甘酒といった日本の伝統食品や、キムチやチーズなど世界でも親しまれている食品まで様々な発酵食品を具材やつけダレに使用した鍋です。
腸の働きを整えて、風邪対策をはじめとした免疫力アップの効果が期待できるなど、”発酵鍋“は寒い冬にはぴったりです。
トレンド鍋2019ぐるなびにノミネートされていた鍋は?
2019年ノミネート鍋は「発酵鍋」に決定していますが実は「発酵鍋」以外にも3つの鍋がノミネートされていました。
台湾鍋
年末年始の人気旅行先では4年連続1位、GWの人気旅行先でも5年連続1位と台湾の人気はとどまるところを知りません。
特に台湾発祥であるタピオカドリンクの人気が高く、日本初上陸店舗が今年も続々と登場し、行列を作ったことで注目されました。
チーズ鍋
2019年2月、欧州連合との経済連携協定(EPA)の発効により注目が高まったチーズ。
とろりと溶けたチーズがインスタ映えする他、栄養価の高さから健康志向の方にも好まれるようになったこともあり、国内のチーズ消費量は年々増加傾向になりました。
ひつじ鍋
“第4の肉”として今ではスーパーで手軽に購入できるようになりました。
保存技術の向上により臭みが少なくなったことで、食べ方が広がり羊肉専門店が増加しています。
また宗教上の規制が比較的少ないので、訪日外国人需要も見込まれます。
上記3種類の鍋がノミネートされていました。
トレンド鍋2019発酵鍋グランプリ獲得は?
下記で現在投票が開催されているので、そちらの結果発表待ちとなっているので分かり次第追記更新します。
トレンド鍋ぐるなび歴代受賞鍋は?
近年ぐるなびから毎年発表されているトレンド鍋を振り返ってみましょう。
トレンド鍋2018
2018年のトレンド鍋は『しびれ鍋』でした。
「2018年の夏は連日厳しい暑さが続いたこともあり、刺激で食欲を増進させエネルギー補給をし、疲労を回復させるしびれ料理が注目されました。
辛さを追求したかつての激辛ブームとは違い、辛さだけではなく香りと旨みが加わったしびれ料理は多くの人に好まれます。
舌がしびれるような刺激と爽やかな香りが特徴で、山椒や花椒に含まれるしびれをもたらす辛み成分は、新陳代謝を活発にし、身体を温めるため寒い冬に適していると考え、今年のトレンド鍋に“しびれ鍋”を選出しました。」
とのこと。
ぐるなびに登録する飲食店では「しびれ」をメニューに登録する店舗数はここ1年で2倍、「花椒」をメニューに登録する店舗数はここ1年で2.2倍にもなっおり、「マー活」「しび活」といった造語も生まれ、麻婆豆腐などしびれ料理を堪能する活動が注目されたり、食品メーカーでもしびれを取り入れた商品が続々と発売されました。
また国内産の山椒の収穫量、出荷量が年々増加していることも後押しされ決定したそうです。
トレンド鍋2017
2017年のトレンド鍋は『フルーツ鍋』でした。
「2017年は8月に入ってから東日本では記録的な長雨や冷夏と不安定な天候が続いたため、例年と比べ十分に夏を満喫できなかったことから“戻り夏”を楽しみたい方が多く、西日本では例年より暑い日が続いたため夏のだるさや疲れを癒したい方が多いと予測。
また年々レモンなどの柑橘類や、パッションフルーツ、ベリー類といった国内産フルーツの出荷量が増加していることも後押しし、2017年版の「トレンド鍋」を“フルーツ鍋”としました。」
とのこと。
近年の健康志向の高まりの中で、今年は野菜と果物など豊富な栄養素を一皿で摂取できるサラダも注目されています。
フルーツ鍋では加熱によりかさが減るため、より多くの野菜や果物を同時に摂取し、各種栄養素をまんべんなく摂取することができます。
他にも20代の女性を中心に食事にもフォトジェニックの要素を求める人が増加しており、“フルーツ鍋”の彩りの良さもこうしたトレンドを反映していると考え、2017年の「トレンド鍋」に“フルーツ鍋”が選ばれました。
トレンド鍋2016
2016年のトレンド鍋は『草鍋』でした
「ぐるなびビッグデータでは、2016年11月~12月にピークを迎える鍋や食材メニューを独自のアルゴリズムで分析したところ、近年の肉ブームからの反動か、肉や魚のメニューに比べ野菜をはじめとした健康を意識したメニューが多く登場する結果となりました。
この背景には、健康志向の高まりで生活習慣を見直す人が増え、食に対してもヘルシーさを求める傾向がみられます。
一方で、一人当たりの野菜の消費量は減少傾向にあります。
そんな中、今年に入り外食ではサラダ専門店の出店が相次ぐなど、外食で野菜を食べることが、若い女性を中心に広がりを見せ始めています。
ぐるなびは、ビッグデータと会員調査の結果、鍋料理も同様に野菜を好むことから、2016年のトレンド鍋は「草鍋」決定しました。」
とのこと。
青野菜をメインとしながらも、野菜がどっさり入った鍋の総称を、「草鍋」としていて、関西には実際に「草鍋」をメニューとして提供している店舗があり、山盛りの青菜を特製スープと共にいただくことができ、ボリューム満点ながらヘルシーとあって非常に人気です。
特に女性は「野菜がたくさん摂れる」「体が温まる」「ヘルシー・健康的である」を鍋料理の良いところとして挙げており、近年の肉ブームへの反動か、ヘルシーさを求める傾向が強く出ました。
トレンド鍋2015
2015年は“海の旬”冬魚鍋がトレンド鍋でした。
2015年のぐるなび内の検索において前年と比べて一定の定数以上の上昇をみせたキーワードから食のトレンド情報を読み解き、一般ユーザーを対象にした「今年是非食べてみたい鍋料理(トレンド鍋)」についての意識調査を実施したところ、圧倒的な支持で「北陸鍋」(89.0%)、次いで「高級冬魚鍋」(85.1%)が選ばれました。
2015年3月に開通した北陸新幹線が話題を集めたことや、日本人の四季を重んじる国民性であることからも、消費者はこれから旬を迎える冬の食材を求め、本当に良いもの美味しいものを食べたいという志向から、冬の海の幸を使った鍋がトレンド鍋に決定しました。
鍋ギフトランキング
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5位
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ちゃんこ鍋 | 東京都 |
7位
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石狩鍋 | 北海道 |
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うどんすき | 大阪府 |
10位
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湯豆腐 | 京都府 |
まとめ
- ぐるなびから毎年トレンド鍋が発表される
- 2019年は「発酵鍋」に決定
- 2019年のノミネート鍋は「発酵鍋」のほかに3種類
- 2018年のトレンド鍋は「しびれ鍋」
- 2017年のトレンド鍋はフルーツ鍋